True Name
まなざしのレンズに
映り込む群青の空
上り坂にかく汗が
ボクの背中を押す
小枝には青い芽が葺く
土の温度もぬくもる
いのちにはすることがある
ときめきが深い息をした
ひろがる風の道を
どこまでも ただ歩いてみたい
名前がボクを選んだ その理由を心に探しながら
セスナ機が残した
地図のようなチョークの線
鳥たちの群れのなかへ
ボクも行ける気がした
水の音 辿るどこかに
なつかしい聲 聴こえて
鼓動には行く先がある
まだなにもわからないけれど
見上げた風の向こう
いつまでも ただ自由でいたい
明日がボクとつながる その意味を
心に応えながら
ひろがる風の道を
どこまでも ただ歩いてみたい
名前がボクを選んだ その理由を心に探しながら