紙飛行機にのって
君を誘いに出れば
風は5月の匂い
ぼくの鼻をくすぐる
紙ふぶき 散らせば
季節はずれの雪になって
とけてゆくよ
ぼくの街はひとつかみの
Spangle spanglespanglespangle
spangle nite!
猫の舌の先で
とけてしまいそうな月
君はレモンの香り
こんな夜は いつでも
飲みほした グラスは
双子の流れる 星になって
落ちてゆくよ
君が笑う 赤いルージュは
Spangle spanglespanglespangle
spangle nite!
スパンコールの星が
夜を縫いこめてしまう
君のささやく声が
ぼくの耳を 熱くする
両手ひろげて
地平のとけた 空にむかって
とんでゆくよ
君の瞳 妖しくぬれて
(*くりかえし)